女性ならワキの処理の煩わしさは経験済みだと思います。
脇毛の処理はいくつかの方法がありますが大半の場合は「剃る」「抜く」が一般的ではないでしょうか。
また、除毛クリームなども利用している人も多いのではないでしょうか。
ただ、「ワキ脱毛」という言葉で連想するのはエステなどで行われるレーザー脱毛、永久脱毛のことを連想すると思います。
今回は「脇毛処理全般」をワキの臭いなどの面から見た問題と同じくレーザー脱毛のリスクなども含めて調査していきたいと思います。
ワキの下の処理で汗はどうなるの?
ワキの下の処理をするとよく聞かれるのが「汗が増えた感じがする」という言葉です。
実際にはワキの処理をしたことで脇汗の量が増えるとは考えにくいと思います。
しかし、実際にワキの処理をすることで汗が増えたと感じる人も多いのも事実ですし「脱毛後多汗」という症状が現れる人もいます。
脇汗は増えたように感じるのは?
一般的にワキの処理に悩むのは夏前が多いと思います。
これから夏に向けて脇の下をどうしようかという毎年の悩み。
そう言った時期にワキの下の処理をすることでそれまで少なからずワキに毛があるような状態から全く毛の無い状態になるわけです。
うぶ毛程度であってもあるのとないのでは大違いです。
感覚的には汗をかいても脇毛があるせいで汗を感じなかったのが脇毛がなくなったとたんに汗がダイレクトに肌に触れるわけですから体感としては「汗が増えた」と思うかもしれません。
また、汗をかく時期になってくるのもそのように感じてしまうひとつの理由かもしれません。
脱毛後の多汗症について
しかしながら、脱毛が原因で一時的に汗が増えることはあるようです。
汗の工場とも言える汗腺は毛の根元にあります。
脇毛の処理をする際に刺激され、汗腺の働きが活発になってしまうこともあります。
これは剃ったり、抜いたりした場合より「レーザー脱毛」や「光脱毛」などによって誘発されることが多いようです。
精神性発汗について
ワキの処理をしたことで意識がワキにいってしまい少しの汗でも「汗が増えた」と感じてしまうということもあります。
また、「汗をかいてはいけない」「汗が増えた」と意識してしまうことで更に汗が増えてしまうこともあります。
この症状は「精神性発汗」と言われます。
また「予期不安」という状態で「また汗をかいてしまうかも…」という緊張により悪循環な環境になってしまうこともあります。
こう言った精神的な原因の発汗ではストレスや緊張を和らげていくことで対応していくことが良いでしょう。
ワキ脱毛後の汗やワキの臭いの対策
ワキ脱毛後に汗が増えたり、臭いが強くなったりした場合にはどのような対策をしていけばよいのでしょうか。
そうは言ってもワキが臭うメカニズムについては変わらないでしょう。
なるべく汗を抑えるような生活習慣を心がけ、汗をかいたら早めのケアをしていくことで臭いが強くなる前に処置ができると思います。
汗を予防する
汗を全くかかないということは無理ですがなるべく不要な汗を脇の下にかかないようにすることが最初の一歩です。
生活習慣としてワキの汗を抑える方法や食べ物を選ぶことで体臭をあまり強くしないようにすること。
夏場などはどうしても汗をかきますから風通しの良い服を着ることもよいでしょう。
臭いを抑える汗の処置
汗をかいた後はなるべく早めに処置をして汗が臭い出す前に拭きってしまうことができればベストです。
また、汗を拭き取るにはタオルなどに加えウエットティッシュなどで拭き取ることでより清潔に保ち、臭いの元となる最近の繁殖も防ぐことができます。
可能であればミョウバン水などを持ち歩いても良いかもしれません。
制汗剤と上手に付き合う
制汗剤も脇毛のあるときとないときでは選び方が多少変わってきます。
とは言ってもすでに持っている人はそれを使えば良いでしょう。
そのときにいくつかのポイントに注意しながら使用することでより効果的になるでしょう。
まとめ
ワキ脱毛は多くの女性にとっては悩ましい問題ではあります。
ワキの処理をしたからと言って汗が急に増えるということはあまりありませんがそれでも実際脱毛後の多汗は誰にでもあり得る問題でもあります。
脱毛後の多汗においては適切な制汗剤などを利用したり、意識をワキから離していくことも大切です。
また、最近の研究では脱毛後多汗症においては「ボトックスス治療」が有効ということも分かってきたようです。
参照文献:五味常明氏著「新・もう汗で悩まないで」