体臭全般

体臭恐怖(自臭症)という心の病について

watasikusai

現代の人は臭いに対して敏感になっています、時に敏感を通り越して過剰に無臭を求めたり少しでも快適ではない臭いがするだけで過剰に反応してしまうこともあります。

そんな経験は誰しもあるでしょう。
思春期であれば少しの臭いでも異性や周囲の反応が気になったりという経験は誰もがあるでしょう。

実際には体臭が原因で対人関係が悪化したり、中高生ではいじめに発展したりということも少なくはありません。

この逆のことが体臭恐怖という体験になります。
体臭恐怖は自臭症、自己臭症、自己臭恐怖症などと呼ばれ自分が周囲から臭いと思われていると思い込む精神症がの一種です。

体臭恐怖(自臭症)は心の病

実際に思春期などでは過剰に考えがちですが臭いだけでなく見た目や話し方など異性や周囲からの印象を過剰に気にしてしまう時期があります。

これは誰しもあるでしょう。

外見に気を使ったり、ほどほどに体臭に気をつけたりという程度なら良いのですが時にそのことを過剰に考えてしまい、周囲から自分がどう見えているのかが気になってしまい他のことが手につかなくなることもあります。

例えば「周囲からの見た目を気にするあまり整形を望む」というのも醜形恐怖という同じような症状といえるでしょう。
(自分の容姿が醜いと思い込んでしまう精神疾患)

美容整形はその是非はともかく世間では広く認知されています。
しかし、ワキガなどの臭いに関することについてはあまり認知されていないように思います。

中学生や高校生などの多感な時期ではそういった悩みを親や友達に打ち明けることも難しい場合もあります。

同級生などからはどう思われるのか怖いでしょうし、両親などはおそらく笑って済ませてしまうかもしれません。

本人にとっては本当に自身の存続をかける程の悩みであっても理解されにくこともこの自臭症を悪化させてしまう要因なのかもしれません。

自臭症が引き起こす対人恐怖

このように自臭症が悪化してくると対人関係がうまく形成できないこともあります。

ひいては対人恐怖から引きこもりやコミュニケーション障害などを引き起こすことも考えられます。

実際にはこういった自臭症の症状をもつ人のほとんどの場合がそれほどの体臭はないようです。
「自分は臭いかも」という妄想に近いものであります。

その原因は周囲のちょっとした一言だったりします。
相手にとっては良かれと思った一言が受け取る側にとっては必要以上に重大に受け止められてしまうこともあります。
特に思春期などにおいては周囲の大人の適切な対応が必要となるでしょう。

中にはワキガではないのにワキガの手術をすることでこの自臭症の克服のきっかけとなった事例もあります。

自臭症を克服するために

自臭症は元々臭いませんからその事自体を治療する必要はありません。

しかしながら、精神的な安定を求めて先ほどの例のようにワキガではないのにワキガの手術をうけることもあります。
そのことである種の呪縛のようなものから開放されることもあります。

また、体臭の権威でもある五味クリニック(五味常明院長)では「試験切開」ということで脇の下を2〜3mm切開しワキガの原因となるアポクリン腺の有無を調べることも可能なようです。

このことでアポクリン腺がなければ特にワキガの心配もなく少しだけ心の負担が軽減され開放されるという事例もあるそうです。

そこまでのことは行わないにしても実際には臭わないということを周囲から少しずつ伝えていくことで症状も改善していくことでしょう。

いずれの手段においても心と身体の両面から少しずつ治療していくことが望ましいでしょう。

ワキガの診察は何科?

臭いの面から考え「自分がワキガかどうか」を知るためにはどんな病院を訪ねたらよいのでしょうか。

  • 皮膚科
  • 形成外科
  • 美容外科

大きくはこのような感じになると思います。

比較的受診しやすいのは「皮膚科」でしょうか。
皮膚科では基本的に医療用の制汗剤を処方されることが多いようです。

中高生などでは手術もすぐには勧められませんのでまずは制汗剤を使用してみることも良いかもしれません。

また、形成外科、美容外科などでは年齢にもよりますが手術を勧められることもあるでしょう。

しかしながら、手術にはやはり多少のリスクはありますから信頼のおける病院を受診することがよいでしょう。