加齢臭

加齢臭の原因と予防対策のための生活習慣について

加齢臭の原因と予防対策

中高年の特に男性の悩みとして多いのが「ニオイ」の問題です。
自分ではそれほど臭わないのですが周囲の人からは「臭い」と言われることもあるでしょう。

本来なら男性も女性も相応の年齢になると皮脂腺からの分泌物の影響で体臭に変化が現れます。

しかし、比較的女性は体臭に敏感で日頃からケアをしている傾向があり、男性は仕事でも同じスーツを何日か着るといった影響などの日常的な要因や「オヤジ臭い」というイメージもあって男性の方が悩みは深いようにも思います。

また、家族の人からも臭いと言われることもだんだん多くなったり、時には「自分の枕が臭い」という経験をしたことのある方もいるかもしれませんね。
もちろん個人差はありますが加齢臭そのものは誰にでも年齢と共に発生してくるものであり、特定の人にだけでるというものではありません。

そんな加齢臭の原因を知り、それぞれに適切な予防対策を考えるための材料となればうれしいです。

中高年特有の体臭、オヤジ臭「加齢臭」とは

実際にこの中高年特有のオヤジ臭「加齢臭」とはどんなメカニズムで臭うのでしょうか。

また、その予防や対策についても調査していきたいと思います。

加齢臭の原因やニオイの正体

一番の原因物質はパルミトオレイン酸という物質の増加です。

肌の潤いを保つ分泌物が皮脂腺からでるのですがその中のパルミトオレイン酸という物質が中高年になると増加してきます。
それと同じく「過酸化物質」も増加します。

この2つの物質が結びつき分解・酸化すると加齢臭の原因と言われる「ノネナール」という物質になるわけです。

この「ノネナール」が加齢臭の原因と言える物質です。

このノネナールのニオイはいろいろなものに例えられます。
「ろうそく」「図書館の古い本」「青臭いチーズ」などでしょうか。

おじいさんやおばあさんなどと離れて暮らしている方などは時々お年寄りに会うとこのニオイがするかもしれません。

また、3才から4才頃の嗅覚の成長する幼少期に祖父母と同居をしていた経験のある人の場合は加齢臭に対して違和感を感じにくいことが多く寛容な傾向もあります。

加齢臭を増加させる要因と予防対策

加齢臭を増加させる要因はいくつかあります。
そのメカニズムは生活習慣病に似た傾向があるようです。

加齢臭を増加させる生活習慣

加齢臭を増加させてしまう生活習慣には次のようなものがありあます。

  • 肉類を好んで食べる
    (肉類を食べる量が多い)
  • たばこを吸う
  • 毎日酒を飲む
    (深酒をすることが多い)
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 過度なストレスを抱えている

いずれも健康的な生活をするうえで控えた方が望ましいような項目です。

このような項目で体内の活性酸素が増え加齢臭の原因となる「過酸化脂質」が増加します。
その結果としてニオイが強くなると言うことです。

また、過度なストレスは軽視されがちですが生活習慣病や体臭をキツくするだけでなくさまざまな病気の原因になることがありますので自分なりのストレス解消の方法を見つけることが良いでしょう。

加齢臭の増加を予防する対策について

加齢臭の増加を予防するには端的に言ってその原因物質である「ノネナール」の発生を抑制できればいいのです。

ノネナールを抑制するには以下のような生活習慣が望ましいと言えます。

  • 抗酸化作用のある食べ物を摂る
    ビタミンC、Eやカロチンは抗酸化作用を持っています
  • 和食中心の生活を心がける
  • 魚をなるべく摂る
  • 肉類は脂肪酸の分泌が増えるので控えめにする
  • 朝食時に梅干しを食べる
  • 薬味(わさび、しょうが、ごま、ネギ、大根おろし)は血液を浄化する

すべてを忠実に実行する必要はありませんが最初はこの項目を心がけながら生活するだけでもよいでしょう。

抗酸化作用のある食べ物の一例として補足いたしますと
「緑茶(カテキン)、ごま(セサミノール)、赤ワイン(ポリフェノール)、大豆(イソフラボン)」などがあります。
また、抗酸化作用があるものとして最近では香辛料などにも効果があるものが発見されています。
ターメリックやわさび、ショウガなどにも抗酸化作用がありますから料理に使用しても良いでしょう。

それから体自体に抗酸化力をつけるには鉄、マンガン、亜鉛などのミネラルの摂取も重要です。

生活習慣病やメタボリック症候群などの問題から「和食中心の食生活」の良さが見直されています。
それに同調するようなワキガの問題ですが生活習慣を整えることで自然と体臭にも良い影響があることでしょう。

補足としてビタミンC、Eを多く含む食品について

ビタミンCを多く含む食品 ビタミンEを多く含む食品

ストレスの影響はあなどれない

加齢臭はストレスとの関係も侮れません。

ストレスを感じると体内の活性酸素が増加します。
加齢臭の原因となるノネナールは脂肪酸の一種パルミトオレイン酸が過酸化脂質と結びつくことによって作られます。
この過酸化脂質が増えるのは体内の活性酸素が増えたときなのです。

活性酸素が増える要因は様々ですがストレスを感じることも大きな要因の1つです。
あくまで1つの要因ではありますが加齢臭の強弱にストレスの強さが大きく影響するのです。

パルミトオレイン酸の生成にも注意

ノネナールの元となるパルミトオレイン酸についてもなるべく発生しないように心がけることが大切です。

パルミトオレイン酸の原料となるのは肉類、マヨネーズ、バターなどの脂質です。

こういったものの摂取を少しずつ控えていくことと同時に逆にビタミンCやEなどの抗酸化作用のあるものを意識的に摂りましょう。

ストレスによる悪循環を断ち切る

実際にストレスからくるノネナールの増加は侮れませんが必要以上に気にすることで悪循環を生むこともあります。

  • →自分は臭っているんじゃないか
  • →ストレス
  • →活性酸素が増加
  • →過酸化脂質が増加
  • →ノネナールが作られる
  • →体臭がきつくなる
  • →自分の臭いが気になる
  • →ストレス(繰り返し)

というような具合です。
もちろん最低限のエチケットとしての臭い対策はする必要がありますが必要以上に気にする必要はないでしょう。

また、好きなことをしてストレス解消をすると活性酸素の発生が抑えられますからストレス解消も大事なことです。

自分に合ったニオイケア探し

加齢臭はどこからくる?自分のニオイの簡単セルフチェック

加齢臭の発生する場所はいくつかありますが一番有名なのは「耳の後ろ」「頭皮」などでしょうか。
他にも「首の周り」「鼻」「脇の下」「胸」額「額」などがあり比較的広範囲です。

この臭いの強い場所ですが個人差があり本当に臭いの強い場所を捜すには家族の協力で嗅いでもらうのが良いのですがいくら家族といえども抵抗があるかもしれません。

そこで自分でも目安にできる臭いの調べ方(セルフチェック)を書いておきます。

「耳の後ろ」「頭皮」の臭いを知るには枕の臭いを嗅いでみましょう。
脇の下や胸などの臭いを知るには脱いだ衣類の臭いを嗅いでみましょう。

その他の場所はティッシュを肌に押し当ててそのティッシュの臭いを嗅いでみるというものです。

加齢臭対策品について

さて、自分の臭いが分かったら次は臭いの対策になります。

加齢臭対策といっても様々な方法があります。
また、同じ方法でも個人差がありどの方法がいいかというのはいくつか試して自分にあった方法を探していくことが必要です。

以下は臭いケアの一例です。

  • 石鹸・逆性石鹸
  • ボディシャンプー
  • ローション
  • 乳液
  • 汗拭きシート
  • 脇用汗取りパッド
  • 衣類用スプレー
  • 室内スプレー
  • 消臭剤
  • 入浴剤
  • ミョウバン水

対策用品は高額なものもあり効果も期待できますが一番重要なのはこまめに対策をすることですからまずはできることから実践して行きましょう。

まとめ

加齢臭は本来誰にでもあるものです。
基本的には過剰に反応することはないのですが最低限のエチケットとしての対策は講じておくべきでしょう。

男性は特にスーツなどを何日も来てしまったりすると体臭だけでなく衣類についた汗で雑菌が繁殖することもありますから注意が必要です。
また、ストレスにも注意しましょう。

いずれも体質的なところで決まることが多いので自分の臭いがキツくなってきたと思ったら制汗剤などから少しずつ使ってみるのが良いでしょう。